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2026.11.02 / WORLD & POLICY

米中間選挙で、日本の株価も動く?

米国の議会が変わると、関税や円相場に何が起こる?

数字と解説を読む 2026年11月2日時点の確認情報・登録不要

最初に結論

米国の中間選挙は、議会の勢力に影響し、大統領の政策の進めやすさを変える可能性があります。

米中間選挙で、日本の株価も動く?の要点を図解
米中間選挙で、日本の株価も動く?の要点を図解

下院全議席と上院の一部などが争われ、選挙結果は関税や予算の議論にも波及し得ます。

米中間選挙で、日本の株価も動く?の見どころ
米中間選挙で、日本の株価も動く?の見どころ

日本株や為替への影響は一つの結果だけで決まらないため、政策と市場の反応を分けて見ましょう。

米中間選挙で、日本の株価も動く?の具体例
米中間選挙で、日本の株価も動く?の具体例
政治・選挙・国際経済 / 掲載している数値・見通しは記事内の確認日を参照してください。
SPECIAL REPORT / 01

11月3日の米国中間選挙。議会と日本経済に起こる変化

米国の選挙日11月3日。大統領選との違いから、日本への波及まで簡単に整理。

米国議会周辺の参考写真、2021年撮影
米国議会周辺の参考写真(2021年、U.S. National Guard / Public Domain)。今回の選挙当日の写真ではありません。
米国現地時間NOV032026年11月3日(火)

大統領を選ぶのではなく、連邦議会の議員を選ぶ選挙です。

30秒で結論

トランプ大統領を選び直す選挙ではありません。法律や予算の審議に影響する上下両院の勢力が決まります。結果次第で政権の政策実行のしやすさが変わります。

何を選ぶ? 大統領選との違い

下院435議席

全議席が改選。過半数を取った党が議会運営で大きな力を持つ。

上院35議席

100議席のうち今回は補欠選挙を含めて35議席が選挙対象。

大統領改選なし

今回の投票でトランプ大統領の任期が直接変わるわけではない。

結果によって何が変わる?

共和党が上下院の多数派を維持する場合

政権の優先政策や予算を進めやすい可能性。ただし議員間の意見の違いは残ります。

民主党がいずれかの院で多数派になる場合

議会調査や法案の修正・交渉が増え、政策の決定が難しくなる可能性があります。

DEEP DIVE 01 / どれくらい大きな選挙?

議会だけでなく、州知事も選ぶ

連邦下院435議席

全議席が改選。議会で法案と予算を進める勢力を左右します。

連邦上院35議席

通常の改選に加え、補欠選挙を含む議席数。人事承認にも関係します。

州知事36州

州の行政・政策に関わる選挙も同じ日にあります。

35上院議席・36州知事選の数字は米郵政公社(USPS)の2026年選挙案内。上下院の改選制度はUSAGovに基づきます。

01
なぜ下院が重要?

下院での多数派が変わると、予算や法案の審議、議会調査の主導権が変わり得ます。

02
なぜ上院が重要?

上院には大統領が指名する閣僚・裁判官などの承認に関わる役割があります。多数派が変われば人事に影響します。

DEEP DIVE 02 / 政権への影響

民主党が勝つと、政策は全部止まる?

そうではありません。議会で決める政策と、大統領が既存の法律に基づいて進める行政措置は違うためです。

議会の多数派が左右しやすいもの

法案・予算・調査・人事

  • 新法や歳出法案の可決
  • 政権への調査・公聴会
  • 上院による政府・司法の指名承認
大統領側に残る権限

拒否権・行政権限

  • 成立した法案に対する拒否権
  • 法律上認められた範囲での行政措置
  • 外交・通商の一定の判断(司法審査の対象)

具体的には:11月1日のReutersは、仮に民主党が議会を制しても、トランプ政権が関税・移民・支出分野で行政権限を使う案を検討していると報じました。したがって、選挙結果だけで関税が直ちに消えるわけではありません。

DEEP DIVE 03 / 日本への影響経路

日本株・円相場は、どこを経由して動く?

① 自動車・製造業

関税・貿易政策

輸入関税や通商交渉が変わる → 輸出企業の採算・価格設定に影響 → 自動車部品などの業績見通しに反映される可能性。

② 為替・金融市場

予算交渉と米国債

財政政策や政府機関の運営をめぐる対立 → 市場の金利見通し・リスク心理に影響 → ドル円や日本株が反応する可能性。

③ 防衛・エネルギー

外交・安全保障

政権と議会の優先事項が変化 → 関連政策や支出の議論 → 日本の産業・防衛負担に間接的な影響が及ぶ可能性。

見方のポイント

「共和党なら株高」「民主党なら円高」と一方向に断定できません。政策の中身、実現可能性、金利・企業業績を順番に確認する必要があります。

開票を見る順番
  1. 11月3日(米現地)に投票・開票
  2. 日本時間11月4日以降に各州の速報を確認
  3. 接戦州の未集計票・再集計・認証を確認
  4. 上下院それぞれの多数派が判明してから、具体的な法案・人事・行政措置を確認

接戦では投票日の夜に結果が確定しない場合があります。

日本への影響は?

注目は関税・通商政策、米国の金利やドル円、エネルギー・防衛政策。ただし株価や為替は選挙以外の要因でも動き、影響の方向は決めつけられません。

結果を読むときのチェック

  • 下院と上院でどちらの党が多数派になるか
  • 接戦州の開票・確定状況はどうか
  • 日本企業に関係する政策が実際に提案されたか
11月2日時点では開票結果は未確定

世論調査は将来の結果ではありません。党派に有利・不利な予想を断定せず、実際の開票と公式情報を確認する必要があります。

情報源と確認日 米国政府・通信社

最終確認:2026年11月2日。選挙管理・開票状況は州ごとに異なります。